WORLD CUP EXPLAIN
vsアメリカンスポーツ

なぜサッカーにはNFLのようなチャレンジ(リプレー要求)がないの?

WorldCupExplained 編集チーム2026-06-08 更新
要約

サッカーもビデオ判定を使います。VARと呼ばれます。ただし監督がチャレンジフラッグを投げることはできません。代わりにビデオ担当の審判団が、すべての得点とPKを自動でチェックし、4つの特定事項について明白で試合を左右する誤りのときだけ介入します。最終判断は常にピッチ上の主審が下すので、プレーが絶えず止まることはありません。

重要な事実
  • 1VARが関与できるのは4つだけ:得点、PK、一発レッド、人違い[1]
  • 2レビューはビデオ担当が自動で起動し、選手や監督は要求できない[1]
  • 3VARは「明白な誤り」または重大な見逃しのときだけ介入する[1]
  • 4必要ならピッチ脇モニターでの確認後、主審が最終判断を下す[1]

サッカーにもリプレーはあります。ただNFLとはまったく違う仕組みです。

チャレンジフラッグはありません。監督は試合を止めてレビューを要求できず、使える回数の決まったチャレンジもありません。代わりに、ビデオルームの別働の審判団(VAR)が全アングルを見て、得点とPKを自動でチェックします。

ハードルはあえて高く設定されています。VARが関与するのは4つの状況――得点、PK、一発レッド、人違い――だけで、しかも「明白な」誤りを正すためだけ。際どい判定はたいてい維持され、流れが保たれます。

VARが何かを指摘すると主審に助言し、主審はピッチ脇モニターで確認できますが、最終判断は常に主審のものです。狙いは、試合を止まっては動くリプレー大会にせずに大きな誤りを正すこと。監督主導のチャレンジというアメリカのスポーツとは別の哲学です。

Diagram of how VAR review works, unlike NFL coach challenges
NFL/NBAを知っているなら...

NFLでは監督が赤いフラッグを投げてチャレンジし、ブースが判断します。サッカーはそれを反転させます。誰もチャレンジせず、ビデオ担当が自ら全部を見直し、明白で重大な誤りのときだけ介入するので、アメリカのファンが慣れた監督発の頻繁な中断は起きません。

出典と参考文献